Sight of the blinking. 2
《Sight of the blinking》の続編として制作。
前回では自然現象にみる反復の記録と、人為的反復の記録をひとつのシークエンスに織り混ぜた映像作品だったが、今回はより人為的出来事を強調するとともに、行為によって生まれる音を強調。人力による一回性の行為を繰り返すこと、無関係な出来事同士がシークエンスに織り込まれること、そしてそれらから差異と一致が生成されることで、ある種のリズムが立ち上がる。呪術音楽も想起させる人力による音の反復は、見るものに不安感を煽り、画面には現れることのない(或は画面の外側で起こるっている)事件や出来事を想像させる。